広島県安芸高田産 ニホンジカの皮をラセッテー製法でなめした革を使っています。
軽くて柔らかいニホンジカの革を2頭分用いて製作しております。
里山でたくましく生きていた姿をそのままデザインに取り込み、同じものは二つとできないオンリーワンの品物です。
マグホック、内ポケット(帆布2ポケット)付
ラセッテー…https://www.yamaguchi-sangyou.co.jp/russety-1
【iegotoの革製品】
iegotoの革細工は狩猟から始まります。
作家自ら山へ入り、夏は虫の襲来、冬は凍える寒さにジッと耐え、野生と相対します。現れた獣に銃口を向け引き金を引く。罠にかかった相手を槍で突く。
命のやりとりに多少は慣れたものの、生き物を殺めることが好きなわけではありません。肉にしろ魚にしろ野菜にしろ、生物の命を糧にして生きるのが、私たちの定めです。自ら手を下すか、他の者に委ねるか。その違いがあるのみ。
生き物を屠り、捌く業を蔑む風潮もありますが、むしろ気高く誉れの多い営みだと感じています。頂いた命は天の恵み。無駄にすることなく活かしたい。
その想いがiegotoの革細工の原点です。
鹿革
古来より、シカによる農業被害がありましたが、猟師の高齢化、中山間地の過疎化など、里山での人の力の弱まりに伴い、ここ20年ほどでまた一気に野生の勢力が強まっています。かつては高尚な趣味であったハンティングは、有害鳥獣対策の捕獲へと意味合いを変えつつあります。捕獲した肉はジビエとして食卓へ…、残った皮をなめして革細工を施しています。
鹿革は非常にキメが細かく、軽くて丈夫なうえ通気性も良いため、日本古代より足袋や武具、衣料など幅広く愛用されてきました。東大寺正倉院にある「鹿革製品」は千年以上の時を経てもなお柔軟性を失わず、新鮮な色彩を保っていることから、長期間、柔軟性をキープすることができる革と言われています。
¥37,800